2012/09/10

スーパーハッカソン2012が終了しました、皆様有り難う御座いました

2012年9月1日(土)〜9月8日(土)の間に開催しました、
スーパーハッカソン2012が無事終了しました。



関係者の皆様、応援頂いた皆様、何よりご参加頂いた皆様に大変感謝しております。告知期間2週間という強行スケジュールの中、才能ある学生から社会人の皆さんが、一同に開発し、素晴らしいプロダクト/サービスを作り上げました。本当に凄い品質の作品が集まった事に、実行委員会一同大変嬉しく思っております。優勝したNotEnemyの皆さん、おめでとう御座いました。

今回は開会中に各チームから進捗報告を頂いていたのですが、全チームが完成にいたる事ができました。開会自体の報告は公式サイトで行いますが、まずは皆様への感謝のご報告と、個人的にこれをはじめる経緯について少しご紹介します。



勉強会で何回かワークショップをやって、
次は実際に作る会をやるしか無いと思った


「ハッカソンをやります」というのは梅雨ぐらいに近しいエンジニアやデザイナーの皆さんに相談していて、どんなルールや期間でやるべきか、調整していました。

僕自身は一昨年ぐらいから機会を頂けてCSS Niteに出させて頂いたり、オープンソースカンファレンスで登壇する機会を頂戴しまして、他の勉強会にもたまに足を運ぶようにしていたんですが、本当に勉強会というのは今や各地で大小さまざまな規模で開催されていて、すごく活気づいていて良い事だと思っていました。

しかしながら僕らが拠点としている関西では、登壇する人も聞く人も段々と顔なじみ、御馴染みのメンバーとなっていく状態を見ていて、新しい層が入ってきづらくなっている、または僕らが本当に出会いたい、作り上げる事に情熱を捧げられるような熱い人達には中々出会えず、何かしらWebでブームとなっているバズワードを追っていくような流れを感じていて、モヤモヤとした思いがありました。

逆に「ハッカソン」自体を実際にやっているクラスタはどうかというと、今度はローンチやビジネスゴールがはっきりした物は少なく、あくまで技術力を高める内容が多く、「いかに作り上げるか」といった事とは縁遠いものが多いように感じていました。

そういう意味ではスタートアップウィークエンドという歴史あるハッカソンが行われているので、こちらにjoinする、という案もあったのですが、自分たちも製品やサービスを作る立場としていくつか気になるルールもあったので、一層の事自分たちでやってしまおう、となったのがスーパーハッカソンをはじめる動機となりました。

何より、僕が何故これをやりたかったかというと、今のこのような時代にも関わらず、新しいプレイヤーの登場を国内、または在阪の各社が応援しているように感じていなかったからです(後で書きますが、これは勘違いでした)。もっと挑戦的な人が現れ易くなる空気感を作りたいと思っていました。


企画後、いきなり発生する反対の声


「面白そうですね」と言ってくれる人も居ますが、半分以上の声は「関西や大阪でやっても良いものは生まれないのでは」「Webサービスの会社も限られているんだから、そもそも人が集まらないのでは」というものでした。

よーし、なら徹底的に賭けてやろう、という事で普段の勉強会とはまるで逆のアプローチを取って見る事にしました。

  • 徹底的に参加者が主役の内容にする ("聞くだけ"の参加を認めない)
  • 明確なインセンティブを作る(優勝チームに賞金)
  • 客寄せとなるようなスピーカーは一切呼ばない (審査員発表は当日2日前)
  • 懇親会も最終日以外はやらない (名刺交換目的にしない)


こうする事で、今までに出会えていない層にアプローチできるのではと考えました。情報の拡散にも留意して、参加申請専用のFacebookアプリを開発して、「凄い人が凄い人を連れてくる仕組み」となるであろう物を作りました。

元々、イベント情報がが思うように拡散しない理由に、既存のイベント管理ツール自体に問題を感じていたので、これも実験するつもりでした。


仕組みだけで自然に集まる訳もなく、1件1件会社に足を運ぶ


様々な都合もあって(新しい大きめの案件や、協賛企業様との調整)、結局スーパーハッカソン2012のサイト告知をはじめたのが8月14日という、お盆休み真っ只中でした。開会日は9月1日でしたから、開催まで2週間しかありません。

周りからは絶望感すら漂っていたのですが、一部事前にお知らせしていた応援者の方や、サイトを告知してから知り合いの会社の方にお願いに回りました。

直接お会い頂けないお忙しい方にはFacebookメッセージを御送りして、御願いしました。そして少しずつ協力会社様、団体様が増えて行き、1人1人、是非来てほしいような人達が参加申請してくれるようになりました。

最終的には2週間で60名以上の参加者となり、16チームでハッカソンを行う事が出来ました。アメリカのハッカソンでは数百のチームが参加するそうですから、それから比べると小さな規模ですが、それでも関西、遠くは東京から実力者が沢山集まってくれました。

新しい層との出会いだけではなく、これまで勉強会に来ていた層からスターが生まれた


上で書いたような逆アプローチがうまくいったのか、やはりこれまでの勉強会では出会えないような、挑戦的で情熱あふれる人達が参加してくれました。特に僕にとっては橘くんや三上くん、佐々木さん、福田さん、穂積さん達のような現役大学生が参加してくれて、存在感を表してくれた事にとても嬉しく思いました。やはり若い層がどんどん掻き回すような、そしてそれを歓迎する流れを、これからも作って行きたいと思いました。

個人的に、横田さんのUIはとても素晴らしい品質でしたし、りかさんのイラストは審査員みんなが驚いていました。(一週間でここまで!)

ナックルさんのUIデザイン&アイコン&ロゴに最優秀デザイナー賞を御送りしたいと思うぐらい、素晴らしいクォリティでした。あのアプリを1週間で作った、といっても中々信じてもらえないかもしれません。みゆっこさんも色々葛藤がありながらも最後までやり遂げてくれました。有り難う御座いました。

皆様へのお礼


スーパーハッカソン2012でお世話になりました各社の皆様、
TAM爲廣さん、KDDIウェブコミュニケーションズ高畑さん、ウィズテクノロジー杉本さん、的確な審査と、本ハッカソンへの惜しみないご協力に大変感謝いたします。ありがとうございました。

また、スーパーハッカソン2012の協力企業、協力団体としてご支援頂いた皆様、
CSS Nite in OSAKA 秋葉さん、リクリ&スワールコミュニケーションズ こやみーさん、EC-CUBE 梶原さん、大阪てらこ 水口さん、Social Media 360.jpさん、penqワラさん、ポテンシャルユナイテッド 平野さん、日本Androidの会 関西支部 杉本さん、ペタビット ミキさん、ワントゥーテンデザインの長井さん、皆さんのご支援があったからこそのハッカソンでした。新しい人材の創出に積極的に応援頂ける、素晴らしい人達が居てこそ開催できました。

皆さん、今後とも応援頂けると大変有り難いです、引き続きよろしく御願いします!!